「ドイツがコロナワクチンを2週間保留」はデマ

悪質なデマ コロナウイルス騒動
悪質なデマ
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 検索したところ、ドイツがワクチンを2週間保留するということに関する動画はデマだという事が明らかになりました。

 なお、ドイツ語でDuckDuckGo検索をかけても本動画の内容は一切ヒットせず、別の記事でコメント欄にドイツ在住者から「接種は続いている」という書き込みを発見しました。

 アストラゼネカのワクチンが血栓を生むとして欧州諸国で禁止されているのは事実です。

記事要約

 WhatsappやTelegramで広まった「ドイツ国内で、ワクチンは危険でもはや推奨されないとして接種者の健康被害を評価し直すために、ワクチン接種と医薬メーカーのライセンスが2週間保留にされた」というニュースは、デマでした。

事実1

 ドイツでは現在もワクチン接種が進められています。

 冒頭のビデオがリリースされた(2021年8月22日)3日後の8月25日に、連邦保険大臣が以下のツイートを投稿しています。

 メルケル政権の連邦保険大臣イェンス・シュパーン氏の2021年8月25日のツイート

もう1つの中間目標を達成:6か月でドイツ国内で1億回以上のコロナワクチン接種が行われました。これは、我が国における歴史上最大の物流の成果の1つです。 64.4%(5350万人)が少なくとも1回ワクチン接種されたことを意味します。 59.4%(4940万人)が完全に保護されています。 みなさんに感謝します!

連邦保険大臣イェンス・シュパーン氏 2021年8月25日のツイート

事実2

 動画内で、ステファンコーン氏(Stephan Kohn)は、ロベルトコッホ研究所の暫定会長に任命されたと述べましたが、ロター・ウィーラー博士(Dr. Lothar H. Wieler)が、2015年に任命されて以来、ロベルトコッホ研究所の会長を務めています。

 ▶︎ロベルトコッホ研究所ホームページ 会長情報

事実3

 ステファンコーン氏は、元々ドイツ内務省の公務員でしたが、ドイツのパンデミック対策に批判的な86ページの論文を執筆した後に有名となったものの既に当時の立場から退いています。現在、内務省に残っているかは不明です。

事実4

 ビデオは、2021年8月22日にBasisCamp.liveInstagramアカウントに投稿されましたが、公式の報道ではありませんでした。

 こちらは、グローバルパンデミック出口演習」と呼ばれる数日間のオンラインイベント「Basis Camp」の一部として作成された「シミュレーションビデオ」でした。

事実5

 2020年6月にロックダウン阻止、ワクチン接種阻止を掲げる政党として設立されたダイベーシス(Die Basis)は、ドイツの俳優フォルカーブルッフが党に加わった後、注目を集めました。

 弁護士のReiner Fuellmich、陰謀論者のDr. Sucharit Bhakdi、自然療法医のDiana Osterhage、ステファンコーン氏が中心人物ですが、会員数は約22,800人(2021年7月現在)で、議席は1つですので政権奪取は不可能です。

事実6

 ワクチンは○○です。(割愛します笑)

コメント

 反ワクチン団体による情報配信というよりは、巧妙にデマを拡散することで、「ネット=デマ」のレッテル貼りと情報を錯綜させる事が発信者の狙いかも知れません。

 こういったリンクを知人に送ったりした場合、送信した側は受け取った側からの信頼を損ない兼ねないので、拡散される前に、各自で真偽確認を(英字)検索で行うと良いでしょう。

 また、日本国内における抜本的な問題解決策は、国民の16%以上が真実を悟って一致団結することですので、あまりこういった海の向こうのニュースに一喜一憂しないことも重要です。

元記事

 Adrian Wong氏のブログ

 Adrian Wong氏は、本人によると、「1997年からテクノロジーと科学に関する執筆をしてきている医学が専門の人」のようです。全く有名な方ではなさそうですし、ワクチン推進派ですから、この記事以外に価値がないと思われます。

 

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