「子供がマスクを着用するかどうかについては、行政でもなく学校でもなく、子供を愛する親が決めることとする」
米国の3州はすでにそのようにすでに決定しています。
今日は、うちの1州である「テネシー州」の決定に関するニュース記事抜粋とその意訳です。
米国の動向を日々ウォッチしておくことで、日本に良い未来をもたらし、悪い未来を避けることができると思います。
「米国の今は、日本の明日」です。
ニュース記事
テキサス州とフロリダ州に続いて、共和党のテネシー州ビル・リー知事は、2021年8月16日行政命令に署名し、「子供たちが学校でマスクを着用するかどうかを決める権限」を保護者達に与えました。
彼は以下のように述べました。
多くの人が感じている怖れと不満をよく理解した上で認めます。コロナウイルスへの怖れ、政府の干渉への怖れ、そしてマスクを始め、日ごとに変わる情報に対する不満があると思います。
現在、幼稚園から高校までの学校教育において、大きな不満がいくつか上がっていますが、特にマスク義務は大きなものです。地域毎の意思決定も重要ですが、子供の健康と幸福に関する問題は、親による意思決定が最も重要です。
親ほど子供の健康と幸福を気に掛けられる存在はありません。
よって、私は行政命令に署名し、
「教育委員会か保健委員会のいずれかが地域ルールを設定している場合であっても、親の意思によって、子供はマスク着用義務を免れることができる」
としました。
地域は学校にとって最善な決定を行いますが、親こそが子供の健康と幸福のために最終的な決定を行うべきということです。
テネシー州 ビル・リー知事
本行政命令は、学校、スクールバス、学校の行事において、生徒がフェイスカバー着用の指示に従うべきかどうかについて、保護者に選択の権限を与えるものです。
同じく共和党のテキサス州のグレッグ・アボット知事は、5月にマスク義務を禁止する行政命令を出していますが、これに逆らって地域や学校に独自制限を課そうとする地域行政と法的闘争を行ってきています。
また、共和党のフロリダ州のロン・デサンティス知事も同様に、8月に出した行政命令に逆らってマスク着用を求める地方当局を押し返してきています。
一方で、バイデン政権は共和党が知事を務める州に介入してきています。
米国教育長官は、フロリダ州当局に次のような通知を出しています。
「州知事の命令に反対する学区にはバイデン政権から資金を提供しうる、そうでない場合には、州への交付金を減らす可能性がある」
「COVID-19の蔓延を防ぐためのCDCの方針に沿った科学的な政策を、学区が自主的に採用することを妨げるようなフロリダ州の動きは、生徒や教職員を危険にさらす」
コメント
「拝金 x 偽科学 x 専制政治」
VS
「民意 x 科学 x 草の根政治」
という「コロナ戦争の構図」がこの記事からもはっきりとうかがえます。
米国では中央政府に対して州知事が徹底的に対抗していますが、日本の状況はどうでしょうか。
頼り甲斐のある地方の首長や地方議員を見つけたら声援を送り続けるべきでしょう。
「子供達は自然界のありとあらゆる病原体に触れ合い、時に風邪を引きながらも、免疫を付けて成長してゆきますが、マスクや過度の消毒によって逆に弱体化してゆく」、これが正しい科学の理解です。
日本においても、正しい科学と合わせて、テネシー州ひいては共和党の政策と考えを、学校や政治家へどんどんぶつけてゆき、自治体ごとに団結を強固にしてゆくべきだと思います。
元記事
Tennessee Governor Signs Executive Order Allowing Parents To Avoid Masking Their Children Daily Wire 2021年8月18日
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